劇場公開した時に、気になりながら観ないまま終わってしまったシリーズの巨頭、ヘアスプレーです。ようやくDVDで観ました。
なんでこれをもっと早く観なかったんだと後悔しましたとも。ああ、しましたとも。とても良かったです。歌も楽曲自体も本当に素晴らしい。翌日にはサウンドトラックを買って、最近ずっと聞き続けてます。
どの楽曲として聞き逃せないのですが、まず冒頭の "Good Morning Baltimore"。主役トレイシー・ターンブラッドの日常の生活や彼女の性格、バルティモアの街の朝の雰囲気まで一気に直感的に感じられる爽快な楽曲で、気持ちよく映画のストーリーに溶け込んでいけました。この一曲でこの映画のファンになりましたわ。
次に、トレイシーとリンク、ペニーとシーウィードの2つのカップルがデュエットで歌う "Without Love"。それぞれの立場や環境、人種を越えて歌われるハーモニーは、温かく、そして切ない気持ちになりました。この映画の中でも最も美しい楽曲じゃなかでしょうか。
そして、映画のフィナーレに流れる "You Can't Stop The Beat" 。とうとう "Corny Collins Show" が "integrated" されて、キャストメンバーみんなで歌う華やかで爽快なナンバーです。嬉しさが溢れ出す様がそのまま歌になったような楽曲。聞いていると思わず足が動いてしまう。
他にも、保守的なトレイシーの母エドナをちょっとだけ変えるきっかけになった "Welcome To The 60's" 。 "Negro Day" の廃止に反対するデモ行進でモーターが重厚感たっぷりのボーカルで歌う "I Know Where I've Been" 。エドナと夫のウィルバーの "(You're) Timeless To Me" は、長年連れ添った夫婦の愛の絆の強さみたいなものが優しい歌声で素直に胸の中に染みこんできて、心が潤いました。
もともとミュージカル好きなのもあるとは思うんだけど、本当に素晴らしい作品でした。6月に日本にやってくるというブロードウェイ・オリジナルキャスト版のミュージカルのチケットもすぐに予約してしまったくらい。
夢を信じて諦めず、自分を信じ抜くトレイシーの姿には、勇気づけられたし何だか幸せな気持ちになったなあ。素敵。ミュージカルの方も待ち遠しいです。
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